Gio Ponti
「[略] 私たちの生活の中で、オブジェクトの大部分は、産業によって生み出され、そしてまた、そこで特性も得ています [略]」
Heritage Collection Outdoor
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがコーディネートしたアウトドアの提案に、ジオ・ポンティによる2つの重要なプロジェクトが加わり、Molteni&C のHeritage コレクションがより充実。きわめて現代的なデザインの、色あせることのない古典作品がよみがえります。
インドアカタログでおなじみのアイコニックな D.154.2が、アウトドアバージョンで新たなアイデンティティと用途を見い出します。1952年にジオ・ポンティが豪華客船アンドレア・ドリア号のためにデザインした無垢材のシェーズロング D.150.5 も復刻。すぐれた職人技が際立つ家具であり、ポンティのデザインビジョンが顕著に表れています。複雑な製品ですが、工業生産を意図して作られたもの。なぜなら、「工業は20世紀のやり方。それがものづくりの方法だから」(Gio Ponti, 1925)。
「曲線美の使い方や、美しいカーブを描く引き出しの発明によって誕生したエレガントで品のあるデスクのシルエットとバランスはモダンなものでした。そしてそれは定番でありながら革新的なものでもありました」
サルヴァトーレ・リチートラ - ジオ・ポンティ・アーカイブ、キュレーター
アンドレア・ドリア号のため、多面的なクリエイティビティを総動員して見事な環境を作りあげたポンティのその手腕に対し、オマージュを捧げるエディションです。ポンティが「夢に見て」デザインしたシェーズロングは、ポンティの豪華客船プロジェクトの代表作のひとつであり、その非日常的な環境を扱ったことを機会に、のちの彼が対象とする連続的で変更可能な空間を予期させるものです。そこでは、家具がリビングやベッドルームのように固定したセットを構築することなくドメスティックな舞台に参加し、むしろ利用する人たちの快適さとニーズに対応したデザインをするのが目的になるのです。
アウトドアバージョンにおいても、特徴的なシェル型フレームは硬質ポリウレタンフォームを使っていますが、張り生地なしでアンスラサイトとアイボリーに塗装されています。
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