Gio Ponti
「[略] 私たちの生活の中で、オブジェクトの大部分は、産業によって生み出され、そしてまた、そこで特性も得ています [略]」
Heritage Collection
モルテーニは未来を見据えて自らの過去の歴史を見直すようにしています。会社の歴史的アーカイブとの創出ともいえる展覧会「80!Molteni」と、近年創設されたMolteni Museumは、現代性の原点から昔のものを見直す機会となりました。
Great new classics
過去の軌跡が現代によみがえり、その魅力は成熟し、今日でも見直されています。美術館の陳列棚にあってもおかしくない素晴らしい作品が、住宅環境においても合うものに作り替えられました。
最高のデザインはどのような時代にも合うものです。復刻再生された作品はまさに時代を超越した作品です。オリジナルの作品の魂を尊重しながら新しい技術、素材、機能を用いることはポンティが求めていたものと言えるでしょう。
ジオ・ポンティによるアイコニックなD.154.2アームチェアは、イタリアのデザイン界で最も権威のある賞、2024年コンパッソ・ドーロ賞プロダクト・キャリア・アワードを受賞し、ジオ・ポンティのデザインとイノベーションへの永続的な影響が称えられました。
ヘリテージカタログのドゥエ・フォグリーソファは、歴史あるデザイン界の巨匠ジオ・ポンティに敬意を表して、2024年のハイライトとして登場しました。
モルテーニ&C Heritageのカタログは、コンティニュアムのアームチェアが2024年コレクションに加わったことを記念したものです。1963年にジオ・ポンティによってデザインされたこの作品は、ブリアンツァの製造会社とイタリアのデザイン家具業界の何世代にもわたるパイオニアたちとの永続的な提携を浮き彫りにしています。
ジオ・ポンティがデザインを手掛けた代表的なチェア「Round D.154.5」。この世のものとは思えないほどの魅力を持つ、これまでにない非常にモダンなシルエットが特徴です。
「アームチェア Round は、1954年ジオ・ポンティが考案したデザインです。その当時、このアームチェアのデザインは、その後の10年のすべてのエネルギー、積極性、意気込みを秘めていました」
サルヴァトーレ・リチートラ - ジオ・ポンティ・アーカイブ、キュレーター
「曲線美の使い方や、美しいカーブを描く引き出しの発明によって誕生したエレガントで品のあるデスクのシルエットとバランスはモダンなものでした。そしてそれは定番でありながら革新的なものでもありました」
サルヴァトーレ・リチートラ - ジオ・ポンティ・アーカイブ、キュレーター
「建築というものは、ひたすら機能的であるべきで、装飾の余地はほとんどないと考えられていました。しかしこのイタリアの天才は、もっと人間的な表情をした作品を生み出さずにはいられなかった。ラテンタッチというものです」
The Plancharts commissioned Gio Ponti to design their home, on top of a cerro overlooking Caracas. For them, refined art collectors and Italy lovers, Ponti designed everything, from the structure to the furniture. This armchair is a shell to accommodate precious friends. It is a sculpture among sculptures and an art work among the art works.
“I am grateful to Anala and Armando Planchart for letting me honour their home with Italian art works, alongside the works of Venezuelan and international abstract artists and those of the great Venezuelan master Reveron (...). These range from Morandi paintings to those of Campigli, Melotti and Rui, the Venini and Seguso glasses, Gambone ceramics, and Ferrari silks...”
Gio Ponti, Domus 1961
1950年代にニューヨークでも有数の家具会社M. Singer&Sonsのためにデザインされたこの小さなテーブルは、アメリカ市場向けのコレクションの一部です。様々な形状と素材の組み合わせはポンティの多様性と革新的な力を物語ります。
Gio Ponti Archivesに保管されたデザイン画を元に、1952年から1955年の間に様々なバリエーションのドロワーユニットがデザインされました。Studio Cerri & Associati がアートディレクションを担当しました。
ドロワーのフロント部にホワイトでハンドペイントを施し、ウッドのハンドルを取り付けたキャビネット。ハンドルはエルム、イタリアンウォルナット、マホガニー、ローズウッドより選択可能。
“Recreating pieces that were never produced, (because Ponti used to design more than what he could have produced) or re-editing forgotten pieces, gives us the opportunity to better understand his personality, work and role in an important moment of Italian architecture”
Salvatore Licitra, Gio Ponti Archivist
スモールテーブル、ライブラリー、アームチェアを見れば、Gio Pontiの主張と建築ビジョンが一致していることわかります。
1956年から1957年にかけてデザインされたブックケース。ミラノのヴィア・デッツアにあるジオ・ポンティ私邸の家具のひとつ。ジオ・ポンティ・アーカイブズに収められている図面をもとに製作された復刻版。Molteni&Cのジオ・ポンティ・コレクションの一部を成しています。
“The metal tube chair and table have an absolute original form, clearly distinguished from any of the traditional frames. They have a new practicality and elasticity, closer to the modern essential requirements. At the same time, their series-construction, can guarantee their form’s absolute perfection of beauty, in absolute conformity to the first model created by the artist.”
Gio Ponti, Domus, 1939
“The modern architect, the academic architect, should learn from the craftsmen: marble workers (shiny surfaces, polished, stone hammered, bush-hammered, and scaled), carpenters, stucco workers, blacksmiths, from all the workers and craftsmen (that is so beautiful).”
Gio Ponti, Amate l’architettura
“The way it reflects light enhances the design and makes it exceptionally suited to all living environments.”
Edoarda De Ponti
Designed in 1930, Blevio is a table that Gardella (1905-1999) made as a single model for his own family home, Villa Usuelli in Blevio on Lake Como. It is an extraordinarily harmonious and timeless piece of furniture, which today becomes collective heritage; it combines the purest features and intrinsic simplicity.
Molteni&Cヘリテージコレクションの1つであるMiss<ミス>チェアは、アフラ&トビア・スカルパが1986年にデザインされた物の復刻版となります。
MHC.1はモルテーニによって作られた最初のモダン家具の原型を元に新しく作られたものです。当時Werner Blaser(ワーナー・ブレイザー)のデザインによるドロワーチェストは工業生産を想定していませんでした。1955年Cantùで開催された第一回Mostra Selettiva – Concorso Internazionale del Mobileに出品され、一位を勝ち取りました。このコンペはイタリア家具製作のイメージを再認識するために企画されました。審査員にはGio Ponti、Alvar Alto、Romano Barocchi、Carlo de Carli、Finn Juhlが名を連ねていました。この珍しい建具の特長はシンプルな3フォークジョイントにあります。
ARCHIVIOUNIFOR
ヒストリカルアーカイブ、そしてMolteni&C のために偉大な建築家たちがデザインした原案から、時代を超越した絶対的な価値をもつ作品をよみがえらせる復刻プロジェクト。出発点はアルド・ロッシ。
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